(2007/05/02)
その昔、石見銀山からの銀を運ぶ銀山街道の中継地点の宿場町として栄えていた街です。
また明治の文豪「田山花袋」の代表作「蒲団」のヒロインのモデルでもあり
自らも女流文学者として活躍した岡田美知代さんの出身地でもあります。
街並は小さな頃に歩いた事があるような懐かしい感じです。 昔華やいでいたであろう街並もご多分に漏れず、過疎化、高齢化でひっそりとしています。 |
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上下教会 | なまこ塀・うだつ・格子窓 | |||
パン屋さん | 上下川 | |||
↑ メインの通りの突き当りには「扇座」という、大正時代に建てられた映画館があります。 かつては「大友柳太郎」「高田浩吉」「鶴田浩二」らの大スターも出演したのだそうです。 |
飾り気もなく地味ですが、その愛想の無さがかえって現役の街として主張している気がします。
昭和の面影には苦笑してしまうような看板も。
「セルフサービス」の「ホームデパート」って、カゴに入れてレジに並ぶってことなのではなかろうか・・・
今では当たり前の事も看板になるほどの画期的な事だったのでしょう。
残念ながら、現在は車庫になっています。
激安パン屋さんもあるし、映画館は土日なら見学も出来るようだし
是非また行ってみたいと思っています。